UbuntuにD言語コンパイラDMDとDSSSをインストールしてみる

最近D言語はあまりやっていなかったのですが、なんとなくやりたくなったのでインストールしてみました。
自分が行った方法を適当にまとめてみます。
「/opt/dmd2」の中にインストールされるようになっています。

DMDのインストール

まずは、「http://www.digitalmars.com/d/download.html」から「dmd.2.048.zip」をダウンロードして、
ダウンロードしたディレクトリで

unzip dmd.2.048.zip
cd dmd2
sudo mv linux /opt/dmd2
sudo mv src /opt/dmd2/src

のようにしてインストールしました。
そして、シェルの設定に「export PATH=$PATH:/opt/dmd2/bin」を追加してパスを通しました。

DSSSのインストール

次に、「http://svn.dsource.org/projects/dsss/downloads/0.78/」から「dsss-0.78-x86-gnuWlinux.tar.bz2」をダウンロードして、
ダウンロードしたディレクトリに移動し、

tar jxvf dsss-0.78-x86-gnuWlinux.tar.bz2
cd dsss-0.78-x86-gnuWlinux
sudo cp * /opt/dmd2 -R

このように解凍、インストールしました。

設定の変更

一番苦労したのがここです。
一部、http://www.dsource.org/forums/viewtopic.php?t=4490 ここを参考にして設定しました。
「/opt/dmd2/etc/rebuild/default」の「gdc-posix」を「dmd-posix」に書き換えて、
「/opt/dmd2/etc/rebuild/dmd-posix」の「cmd=dmd -version=Posix -c $i」の行を「cmd=dmd -c $i」に、
「cmd=dmd -L--start-group -L-lphobos $i -of$o」の行を「cmd=dmd -L--start-group -L-lphobos2 $i -of$o」に変えました。
さらに、
「/opt/dmd2/bin/dmd.conf」の「-I%@P%/../../src/phobos」を「-I%@P%/../src/phobos」に、
「-I%@P%/../../src/druntime/import」を「-I%@P%/../src/druntime/import」に変えれば設定完了です。

コンパイルしてみる

ホームディレクトリの下に適当にディレクトリを作り、その中に「hoge.d」という名前で

module Main;
import std.stdio;

void main() {
  writefln("hogehoge!");
}

こんなプログラムを書きました。
そして、そのディレクトリで「dsss build hoge.d」というコマンドを実行すれば、「hoge」という実行ファイルができあがります。