プログラミング言語「PCASTL」をUbuntuでビルド、使ってみる

PCASTLという言語を見つけたので、ビルド方法などを書いておきます。
今回は、Ubuntuでビルドしてみます。

必要なパッケージのインストール

PCASTLのインタプリタはreadlineを使っているようなので、ビルドする前にそれをインストールしておきます。
「sudo aptitude install libreadline-dev」でreadlineをインストールします。

ソースのダウンロードとビルド

ビルドの前に、作業用ディレクトリを作っておきます。自分は「pcastl-build」というディレクトリを作りました。
まず、http://www.pcosmos.ca/pcastl/interpreter/ このページの「pcastli-v1.9-src.zip」をクリックして、ダウンロードします。
次に、ダウンロードしたzipファイルを解凍して出てきたファイルを全て作業用ディレクトリにコピーします。
ファイルをコピーしたら、端末を起動して、cdコマンドで作業用ディレクトリに移動して、
「make」コマンドでビルドします。
ビルドが終わると、「pcastli」という実行ファイルができているはずです。

使ってみる

「pcastli」という実行ファイルを「./pcastli」で実行すると、

by Parent and Childset Accessible Syntax Tree Language Interpreter v1.9
Copyright (C) 2008-2009  Philippe Choquette

Type exit() or press Ctrl-c to exit.

> 

こんなメッセージが出てきます。
ここにPCASTLのプログラムを入力します。

1 + 1

と入力してエンターを押すと、「2」という結果が表示されます。

print("Hello World!")

このコードを実行すると、「Hello World!」と表示されます。「print」関数で文字列を出力するようです。

a = 10

このようにして変数に値を代入できます。
関数の定義は、「変数に無名関数を代入する」という形で行います。

hoge = function() {
  print("hogehoge")
}

こんな感じで関数を定義して、

hoge()

で関数を呼び出します。
インタプリタの終了は、exit関数を呼び出すと終了できます。

exit()

このようなコードでインタプリタを終了できます。