クラウドコンピューティングに対する不安など

最近、クラウドコンピューティングというものが話題ですが、自分はそれに対して、不安を持っています。


それは、クラウドコンピューティングによって、プログラミングなどの技術が、一般の人の手の届かない「雲の上」に行ってしまわないか、ということです。

現在は、個人でも技術があれば、ソフトウェアを製作したりすることができます。
それが、クラウドコンピューティングにより、個人ではできなくなってしまうのではないかということです。


科学技術には、「研究者だけのもの」から、「一般の人も含めた、みんなのもの」になり、そしてて、「大企業だけのもの」に変化していく流れがあると思います。
例えば、電子回路の技術の場合、最初は研究機関や研究者しか扱えませんでしたが、
普及するにつれて、一般の人でも機器を自作したり改造したりすることができるようになりました。
しかし、最近は、ブラックボックス化などにより、専用の機械などを持つ大企業でないと扱いにくくなってしまいました。

これが、コンピュータの技術でも起こるのではないかと思います。
コンピュータは、最初は大学などにしかありませんでしたが、
やがて、一般家庭にも普及していき、一般の人でもソフトウェア開発を行うことができるよになりました。
しかし、クラウドコンピューティングの時代になると、クラウドを所有するMicrosoftGoogleAmazonのような大企業以外では技術を扱うのが難しくなってしまうと思います。


しかし、コンピュータの技術が大企業に支配されてしまっても、残る分野があると思います。
それは、「コンピュータを使ったアート、芸術」だと思います。

アートや芸術は、お金の力があまり通用しません。
どんなにたくさんのお金があっても、たとえGoogleの持つお金を全て使ったとしても、世界的に有名なアーティストに勝る能力は手に入りません。


今回は、変な文章を最後まで読んでいただき、本当にありがとうございました。