WindowsのMinGWでlibcurlをインストール

遅くなりましたが明けましておめでとうございます。
MinGWをインストールしたフォルダがC:\MinGWでない場合は読み替えてください。
httpやhttpsなどを簡単に扱えるライブラリ「libcurl」というものがあるのでそれをインストールします。
libcurl、特にWindowsは情報が少なくて大変です。
今回はlibcurl自体に必要なライブラリも入ったWindows用のファイルがあったので簡単です。

まずは、「http://curl.haxx.se/download.html」の「Win32-Generic」のところから最新版libcurlのzipファイルをダウンロードします。

次に、ダウンロードしたzipファイルを適当なところに解凍します。
解凍したフォルダの中の、「sample」「lib」「include」「bin」の四つのフォルダをC:\MinGWにコピーします。
これだけで、libcurlが内部で使っているopenssl(暗号化通信ライブラリ)やzlib(圧縮ライブラリ)もインストールされます。
※追記 opensslとzlibは、dllなどはインストールされますがヘッダファイルがインストールされないので、zlibやopensslを使った開発をする場合は別途インストールが必要なようです。

libcurlを使ったコードをコンパイルする時は、
gcc ソースファイル名 -o 出力するexeファイル名 -lcurl -lcurldll」でコンパイルできます。
これでexeファイルを作れますが、exeファイルと同じフォルダに「libeay32.dll」が無いとエラーが出てしまいます。
C:\MinGW\binにlibeay32.dllがあるので、それを作ったexeファイルがあるフォルダにコピーすればエラーが出なくなります。

サンプルソースは、http://curl.haxx.se/libcurl/c/example.htmlなどにあります。

libcurlを使えば、httpやhttpsなどが簡単に扱えそうです。